物と人が交わる古物市場『みんなの市場』を訪れて感じたこと

投稿者: wml | 2025年8月4日
https://www.minnano-ichiba.com/

埼玉県入間市で定期的に開催されている古物市場「みんなの市場」。
毎月7日・17日・27日に開かれるこの市場では、骨董品やリサイクル品、ブランド品に至るまで、実に多種多様な商品が取り扱われています。古物商をはじめとする専門業者が集い、商材の仕入れや情報交換が活発に行われているこの場所は、まさにプロの現場と呼ぶにふさわしい空間です。

今回は実際に「みんなの市場」を訪れ、その様子を目の当たりにしてきました。
その場に立ち会わなければ分からない臨場感や、現場の熱気、人の流れに圧倒された体験を、できる限りお伝えしたいと思います。

実際に訪れて感じた「市場の空気感」

市場会場の扉をくぐると、まず圧倒されたのはその物量です。
骨董品やレトロ雑貨、掛軸、家具、ブランドバッグ、電化製品まで、あらゆるジャンルの商品が会場いっぱいに並び、その一つひとつを見て回るだけでも相当な時間がかかります。

そして、その商品以上に印象的だったのは「人の数と熱気」でした。
市場の開始時刻が近づくにつれ、各地から集まった業者たちで会場は徐々に埋め尽くされていきます。会話は控えめながらも、目線や所作に真剣さが宿っており、それぞれが仕入れに集中している様子が伝わってきました。

開始の合図とともに、競りが進み始めると、会場はさらに熱を帯びます。
次々と商品が提示され、その都度「2万!」「3万5千!」といった価格が飛び交います。中には数十万円という高額の取引もあり、思わず耳を奪われる瞬間もありました。

初心者も安心。みんなの市場の魅力

初めて市場を訪れた筆者にとって印象的だったのは、場の雰囲気が決して閉鎖的ではなかったという点です。
スタッフの方々は落ち着いた対応で出品や見学の流れを案内してくださり、初心者の方でも安心して参加できる体制が整っていると感じました。

また、取り扱われる商品の価格帯も幅広く、数百円程度の雑貨から、数十万円に及ぶ骨董・古美術品まで、多種多様なニーズに応えるラインナップがそろっています。
これにより、規模の大小にかかわらず、さまざまな業者がそれぞれに適した仕入れを行える点も、この市場の大きな魅力といえるでしょう。

さらに、事前搬入・不在出品・代行出品など、参加者の事情に応じた柔軟な対応が整っていることも、参加しやすさを後押ししています。

こんな方におすすめ

「みんなの市場」は、次のような方に特におすすめです。

  • 中古品・リユース業を営む個人事業主の方
  • 古物商許可を取得し、安定的な仕入れ先を探している方
  • 骨董品やレトロ雑貨などに関心があり、本物の価値を見極めたい方
  • 業界内の情報交換やネットワークづくりを望まれる方

一見敷居が高そうに見える古物市場ですが、「みんなの市場」には、参加者を温かく迎える土壌と、“共に商いを支え合う”という文化が根付いています。

みんなの市場の情報

みんなの市場の基本情報

みんなの市場 – 会社情報
サイト名みんなの市場
社名株式会社naorai
所在地〒357-0046
埼玉県飯能市阿須211-1
連絡先TEL:04-2978-9627
営業時間9:00~18:00
定休日年中無休
事業内容古物市場の運営
強化エリア 東京都
埼玉県
群馬県
神奈川県
千葉県
古物商許可古物商名称 : 株式会社naorai
古物市場主許可埼玉県公安委員会 第431100062481
適格請求書発行事業者登録番号1030001153603
メールアドレスinfo@minnano-ichiba
URLhttps://www.minnano-ichiba.com/

まとめ

筆者自身、実際にこの市場を訪れて強く感じたのは、「活気」と「信頼」、そして「リアルな商売の手触り」です。
数ある市場の中でも、ここには“仕入れの効率性”だけでは測れない、人と人との関係性や、物に込められた背景に触れる機会が存在しています。

日常の店舗運営やオンライン取引では味わえない、現場の空気を一度体験してみてはいかがでしょうか。
きっと、商いの世界が少し広がるきっかけになるはずです。